科目名 | メディア制作論 Media Production Theory |
科目ナンバー | 9PCA612L | ||
授業コード | 000010289 | ||||
担当教員名 | 山城 新吾 | 開講年度 | 2025 | 学期 | 前期 |
科目区分 | 専門教育科目 | 履修区分 | 選択 | 単位 | 2.0 |
対象年次 | 2年 | 曜日・講時 | 木1 |
授業概要
本「メディア制作論」では、映像制作についての知識・技術を身につけることを目的とする。具体的には音声収録に必要なマイク・ミキサー・録音機等についての基礎と取り扱い、絵コンテやカメラアングル・企画・制作といった映像制作の準備、ビデオカメラの取り扱い・照明や編集用ソフトウェアといった撮影・編集に必要なさまざまな知識・技術を取り扱う。
なお、授業で扱った知識・技術をもとに授業時間外で作品等の制作・提出を行う。
【キーワード】映像制作 シナリオ バーチャルスタジオ 業務用ビデオカメラ 照明 音声
到達目標
(1)知識
・マイク・ミキサー・録音機等の音声収録に必要な設備の基本を理解している
・様々な照明の特性や設定方法を理解している
・撮影のプランニングに必要な事項を理解している
・基本的なカメラワークやビデオカメラ・編集用ソフトウェアの都立甲斐について理解している
(2)態度
・コンテンツ制作に真摯な態度で臨み、主体的に行動できる
(3)技能
・マイク・ミキサー・録音機等、音声収録に必要な設備を正しく運用できる
・撮影目的に応じたビデオカメラの設定が出来る
・コンテンツに応じた照明の選択と調整が出来る
・目的に沿った撮影の基本的なプランを立案し実行出来る
・コンテンツに応じた映像の編集ができる
(4)思考・判断
・目的に応じた撮影の段取りや各種機材の設定について考え、適切に判断出来る
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)で定められた基本5領域のうち、「コンテンツデザイン」領域にあたる。
授業計画
授業計画および事前学習・事後学習の内容、時間 | 授業形態 | |
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第1回 | 音声の基礎・デジタル録音
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講義
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第2回 | 録音機の取り扱い デジタル録音のフォーマット
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講義
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第3回 | 録音機の取り扱い 録音レベル/dBとは
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講義
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第4回 | ラジオ番組の制作 番組企画 役割分担
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講義
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第5回 | ラジオ番組の制作 ミキサーの取扱い マイク・ミキサー・録音機の接続
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講義
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第6回 | ラジオ番組の制作 制作したラジオ番組の講評・学生による相互評価
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講義
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第7回 | ショートドラマの制作 三幕構成とは
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講義
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第8回 | ショートドラマの制作 絵コンテとは 映像制作の流れ
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講義
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第9回 | ショートドラマの制作 ビデオカメラの取扱い 三脚はなぜ必要か
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講義
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第10回 | ショートドラマの制作 ビデオカメラの取扱い 映像のフォーマット マイクの使い分けと接続
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講義
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第11回 | ショートドラマの制作 ビデオカメラの取扱い 照明の取扱い
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講義
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第12回 | ショートドラマの制作 PremiereProによる映像編集 選択範囲 合成 文字(テロップ)作成
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講義
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第13回 | ショートドラマの制作 PremiereProによる映像編集 クロマキーとは PremiereProにおける音声の取扱い
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講義
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第14回 | ショートドラマの制作 PremiereProによる映像編集 MediaEncoderとの連携
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講義
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第15回 | ショートドラマの制作 制作したショートドラマの講評・学生による相互評価
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講義
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評価方法
筆記試験・実技試験 | 小テスト | 授業態度 | レポート・記録物 | その他 | 合計 |
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フィードバックの方法・教員からのメッセージ
授業態度(40%)と授業中に指示する課題に対する評価(60%)を合計する。なおラジオ番組課題・映像課題のいずれかを提出しなかった者には単位を授与しない。
なお評点には直接影響しないものの、提出された作品について学生による相互評価および教員からの講評を行う。他人に評価されることを前提に作品制作を行うこと。
教科書
グラスバレー株式会社著・ビデオサロン編集部編著「映像制作ハンドブック ―映像に係わるすべてのクリエイターの必読書(新版)」玄光社MOOK (2014年) ISBN978-4-7683-0538-6
EDIUSWORLD.comの「PIMOPIC」サイトも参照のこと。http://www.ediusworld.com/jp/pimopic/
参考図書
・阿部信行著「PremiereProCCスーパーリファレンス for Windows&Macintosh」ソーテック社(2013年)ISBN978-4-8007-1004-82
・目黒真二著「現場で役立つ PAが基礎からわかる本」スタイルノート(2007年) ISBN978-4-903238-12-8
備考
グループワークを含む。
資料の配布および一部の課題の提出にはGoogleクラスルームを使用する。
課題遂行のため、授業時間外での作業が必要である。
授業時間外学習に記載された時間はあくまでも目安であり、受講者の知識・技術・経験等によって大きく変化する。
オフィスアワー
水曜日5時間目 25号館11F・山城研究室
実務経験
なし